ツナグンキャリア

保険業界の転職エージェントの選び方

なぜ無料で使えるのか、なぜエージェントによって紹介先が変わるのか。保険業界の転職エージェントのしくみを、手数料の流れから整理します。運営者である当社自身の収益構造も、あわせて開示します。

目次
  1. 1. 保険業界の転職エージェントとは
  2. 2. なぜ無料で使えるのか
  3. 3. 紹介先が偏るのは、担当者の良し悪しではない
  4. 4. 使う前に確認したい5つのこと
  5. 5. 求人媒体・一般の転職サイトとの違い
  6. 6. 自分で調べてから相談する、という順番
  7. 7. ツナグンエージェントの場合
  8. 8. よくある質問

保険業界の転職エージェントとは

保険業界の転職エージェントは、保険募集人・保険営業の転職や移籍を仲介する人材紹介会社です。一般的な転職エージェントとの違いは、扱う求人が乗合代理店・専属代理店・保険会社に絞られている点にあります。

やってもらえることは、おおむね次の範囲です。

  • 条件に合いそうな代理店の紹介
  • 求人票に出てこない条件(手数料還元率・固定控除・戻入の扱いなど)の確認
  • 面談の日程調整と、条件面の交渉
  • 既存顧客の引き継ぎ可否や、移籍時期のすり合わせ

とくに保険業界では、収入を左右する条件ほど求人票に書かれていません。手数料還元率、固定控除の金額、戻入の負担範囲、品質手数料の有無。この4つは面談でしか出てこないことが多く、ここを代わりに聞いてもらえるのがエージェントを使う実質的な価値です。

なぜ無料で使えるのか

求職者から料金を取るエージェントは、ほぼありません。収益は採用が決まった代理店側から受け取る成功報酬です。相場は決まっていませんが、入社した方の想定年収に一定の料率を掛けて算出されるのが一般的です。

つまり、エージェントにお金を払っているのは代理店のほうです。これ自体は人材紹介業として普通の形で、問題のある仕組みではありません。ただし、ここから次の構造が必然的に生まれます。

紹介先が偏るのは、担当者の良し悪しではない

同じ条件を伝えても、エージェントによって出てくる代理店は違います。理由は2つあり、どちらも担当者の良心とは関係がありません。

1つめは、提携していない代理店は紹介できないこと。エージェントが紹介できるのは、自社と契約のある代理店だけです。提携社数は数社のところから数十社のところまで幅があります。「おすすめの代理店」として出てくるのは、正確には「提携先のなかで条件が近い代理店」です。

2つめは、成功報酬の金額が代理店ごとに違うこと。報酬料率の高い代理店を優先して紹介するインセンティブは、構造上どうしても存在します。

これはエージェント業の宿命で、なくすことはできません。できるのは、求職者側がそれを前提に使うことだけです。具体的には、複数のエージェントに当たって提案が重なる代理店を見る、あるいは自分でも代理店を調べたうえで「この会社はどうですか」と指名して聞く。この2つが有効です。

使う前に確認したい5つのこと

最初の面談で、次の5つを聞いておくと判断がしやすくなります。答えにくそうな質問もありますが、答え方そのものが判断材料になります。

  • 提携している代理店は何社ありますか
    選択肢の広さが分かります。少なくても問題はありませんが、少ないという前提で聞く必要があります。
  • 紹介先から、成功報酬はどのように受け取っていますか
    代理店ごとに料率が違うのか、一律なのか。明確に答えられるかどうかを見ます。
  • 私の条件に合わない場合、「紹介できる先がない」と言ってもらえますか
    無理に当てはめてこない相手かどうかの確認です。
  • 手数料還元率と固定控除、戻入の扱いを、面談前に教えてもらえますか
    条件を把握しているか、代理店に確認する姿勢があるかが分かります。
  • 在籍中の代理店に伝わることはありますか
    情報の取り扱いの基本方針です。必ず確認してください。

求人媒体・一般の転職サイトとの違い

求人媒体・転職サイトとエージェントは、競合ではなく役割が違います。

見られる範囲
求人媒体・転職サイト
掲載されている求人すべて
転職エージェント
提携先の代理店のみ
条件の詳しさ
求人媒体・転職サイト
求人票の範囲。還元率や固定控除は出にくい
転職エージェント
面談で踏み込んで確認できる
条件交渉
求人媒体・転職サイト
自分で行う
転職エージェント
代わりに行ってもらえる
中立性への影響
求人媒体・転職サイト
掲載料を払った企業が上位に並ぶ
転職エージェント
提携先と成功報酬の料率に左右される

どちらにも、お金の流れに由来する偏りがあります。媒体は掲載料、エージェントは成功報酬。完全に中立な情報源というものは、この業界に限らず存在しません。

自分で調べてから相談する、という順番

偏りをなくせない以上、現実的な対処は順番を変えることです。エージェントに「どこがいいですか」と白紙で聞くのではなく、先に自分で候補を持ってから相談する。これだけで、提案が提携先の都合に流される余地がかなり減ります。

ツナグンキャリアでは、現場で働く(働いた)募集人の口コミと自己申告をもとに、129社の代理店を比較できるようにしています。公開されている口コミは184件です。手数料還元率、固定控除、社会保険の扱い、出社日数、兼業の可否といった、求人票に出てこない項目を代理店ごとに並べています。

件数が少ない項目は、1人の回答を会社の制度として断定せず、納得度の指標だけを出しています。分かっていないことを分かっているように書かないという方針で運営しています。

129社の口コミ・手数料を比較する

ツナグンエージェントの場合

このページを運営しているツナグンエージェント株式会社も、保険業界の人材紹介会社です。上に書いた構造は、当社にもそのまま当てはまります。収益は紹介先の代理店から受け取る成功報酬で、求職者の方からは費用をいただきません(有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-316789)。

そのうえで、当社が取っている方法は判断材料を先に全部公開してしまうことです。129社ぶんの口コミと申告データは、会員登録さえすれば誰でも読めます。当社に相談しなくても、自分で比較して自分で応募していただいて構いません。

提案の偏りを言葉で否定しても意味がないので、検証できる材料を置いておくという形にしています。そのうえで、条件の確認や交渉を代わりにやってほしい場合に、キャリア相談をご利用ください。

キャリアアドバイザーに無料で相談する

よくある質問

Q. 保険業界の転職エージェントは、本当に無料で使えますか?
求職者側の費用は無料です。エージェントは採用した代理店・保険会社から成功報酬を受け取る仕組みで成り立っています。そのため「無料かどうか」よりも、「どの代理店から報酬を受け取っているのか」「紹介先が特定の代理店に偏っていないか」を確認するほうが重要です。
Q. エージェントによって紹介される代理店が違うのはなぜですか?
エージェントは、提携している代理店の中からしか紹介できないためです。提携社数はエージェントによって大きく異なり、また成功報酬の金額も代理店ごとに違います。担当者の良し悪しではなく、構造的にそうなっています。複数のエージェントに当たるか、自分でも代理店を調べたうえで相談するのが確実です。
Q. 転職エージェントと求人サイトは、どちらを使うべきですか?
目的が違います。求人サイトは募集中のポジションを探す場所で、エージェントは条件交渉や内情の確認を代わりに行ってもらう相手です。保険業界の場合、手数料還元率や戻入の扱いといった条件は求人票に載らないことが多いため、エージェントを介して確認する価値はあります。ただし、エージェント経由の情報も提携先の範囲に限られます。
Q. いま在籍している代理店に知られずに相談できますか?
可能です。ツナグンキャリアのキャリア相談では、ご本人の許可なく代理店へ情報をお伝えすることはありません。在籍中のまま情報収集だけを進める方も多くいらっしゃいます。
Q. 相談したら、必ず転職しなければいけませんか?
いいえ。「いまは動かない」という結論でも構いません。残る場合の条件交渉の考え方や、動くとしたらいつが適切かといった整理にもご利用いただけます。無理な勧誘はありません。

あわせて活用する

※ 本ページは一般的な情報提供を目的としたもので、特定の代理店・保険会社・人材紹介会社への転職や移籍を推奨・保証するものではありません。年収アップや成果を保証するものでもありません。成功報酬の水準や提携社数は会社により異なります。ご自身の状況に合わせてご判断ください。